<Header>
<Author: 柳宗元>
<Title: 登柳州城樓寄漳汀封連四州刺史>
<Format: 七言律詩>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 柳州（りうしう）の城樓（じゃうろう）に登（のぼ）りて 漳（しゃう）・汀（てい）・封（ほう）。連四州（れんししう）の刺史（しし）に寄（よ）す>
<BookPage: 150>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
Atthisloftytowerwherethetownends,wildernessbegins;
Andourlonginghasasfartogoastheoceanorthesky...
Hibiscus-flowersbythemoatheaveinasuddenwind,
Andvinesalongthewallarewhippedwithslantingrain.
Nothingtoseeforthreehundredmilesbutablurofwoodsandmountain—
Andtheriver'snineloops,twistinginourbowels....
Thisiswheretheyhavesentus,thislandoftattooedpeople—
Andnotevenletters,tokeepusintouchwithhome.
<End Poem>
<Translation>
柳州の城壁の上にそびえ立つ高樓は、ここから世界のはてにつながっている。ここに登って眺めると、君は空しく激はひろく、うれいにしずむわがおもいもいっしょで、どこまでもかぎりがない。と見るまに、突風が吹いてきて蓮池を右に左にかきみだし、水を波だたせてゆく。つたかずらの生いしげる壁に密集して降る雨が、横なぐ りに吹きつける。かなたの峯にならぶ木々は、いくえにもかさなって、千里の遠くを見ようとするわたしの視線をさえぎっているし、柳江の滔々たる流れは、うねうねと曲がりくねって、あたかも悲しみにねじれるわたしの腸のようにやるせないではないか。わたしたち五人は、ともに都を逐われて、このいれずみをした蠻族の住む土地にやって來た。しかし、いっしょに住めるわけではなく、たがいに音信を通ずることさえ自由でない、それぞれ一つ一つの地方にへだてられてしまっているとは、なんというなさけないことだろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
柳州の城壁の上にそびえ立つ高樓は、ここから世界のはてにつながっている。
ここに登って眺めると、君は空しく激はひろく、うれいにしずむわがおもいもいっしょで、どこまでもかぎりがない。
と見るまに、突風が吹いてきて蓮池を右に左にかきみだし、水を波だたせてゆく。
つたかずらの生いしげる壁に密集して降る雨が、横なぐ りに吹きつける。
かなたの峯にならぶ木々は、いくえにもかさなって、千里の遠くを見ようとするわたしの視線をさえぎっているし、
柳江の滔々たる流れは、うねうねと曲がりくねって、あたかも悲しみにねじれるわたしの腸のようにやるせないではないか。
わたしたち五人は、ともに都を逐われて、このいれずみをした蠻族の住む土地にやって來た。
しかし、いっしょに住めるわけではなく、たがいに音信を通ずることさえ自由でない、それぞれ一つ一つの地方にへだてられてしまっているとは、なんというなさけないことだろう。
<End Formatted Translation>